参禅に当たっての条件

  • 三年間以上の安居(長期滞在)を目指すこと(三年間滞在して、初めて安泰寺の修行哲学が身に着く)。
  • 年齢制限18歳~40歳。健康かつ有能で、重労働ができること(当寺の一員として、自給自足する)。
  • 異文化の人とコミュニケーションができること(入門者の多くは外国出身者、英語も飛び交う)。

なお、短期参禅を希望されている方は、GWの典座体験や7月の夏の禅合宿11月の接心(上級者向け)にご参加ください。

安泰寺で少なくとも3年間を修行する事を希望される入門者を受け入れています。その決断を下す前に、まず3ヶ月をトライアルとして安泰寺で過ごしていただきます。トライアル終了後、今後3年間やっていくかどうかを参禅者及びコミュニティが決定します。トライアルは3月26日と4月6日、8月26日と9月6日に受け入れています。

参禅に当たっての注意

安泰寺では一年じゅう、坐禅や農作業、勉学等に励んでいます。
滞在費はお志でお願いいたします(基本的には、不要です)。長期滞在の場合も、生活費等は寺からは一切出ません。健康保険や年金、その他の個人支出に於いては個人でお支払いください。
長期参禅者は18歳から40歳までの健康な方に限ります。安泰寺は檀家寺を持たない修行道場です。自給自足のための道具や電気等の諸経費は参禅者の方々からのお布施で成り立っております。お布施の額はお志でお願いいたします。

長期参禅者は坐禅だけではなく個人が責任を持った仕事を任されます。料理当番や参禅者の世話、電話番、野菜や米を育てたり機械修理、運転など経験の有無を問わず、任される事があります。経験がない場合も勉強や周りの人のサポートを受け責任をもって頂きます。御自身の殻を破り、寺に関わる作業全般に興味があることが必要になってきます。

坐禅は結跏趺坐(けっかふざ)もしくは半跏趺坐(はんかふざ)で行います。接心では15時間をその姿勢で行います。普段は朝晩合わせて4時間です。食事と茶会は正座で行います。これらの姿勢に慣れない方は、来られる前にヨガなどで関節を柔らかくし、慣れられることをお勧めいたします。尚、来られてからはヨガなどをする時間は保障できません。

食事は純菜食ではありません。食事作法は複雑で決められたものです。食事は無言で早く済ませます。出されたものは、好き嫌いを問わず完食しなければなりません。個々人の部屋での飲食喫煙は禁止です。安泰寺では男女を問わず参禅者を受け入れていますが、カップルでの参禅はお断りいたしております。グループ参禅の場合も全員が参禅を希望される時のみ受付いたします。また、親が嫌がる子供を参禅させる場合もお断りしております。あくまでも自己責任の持てる大人の修行道場です。

安泰寺では外国人参禅者が多いため英語でコミュニケーションとる場合が多くなっております。言葉が不自由な場合も文法や単語にこだわらずにコミュニケーションする必要性が出てくる場合もあります。個々人で修行するのではなく全体と調和し、人の意見にも耳を傾けることが必要になってきます。
来られる前にスケジュールと、 参禅者心得を読まれ、全体の生活の流れを理解された上で 上山下さい。HP上の写真や 文章等からのイメージと現実が 大きく異なる場合がございます。興味があれば大人の修行のほうもご一読ください。住職ネルケが書いたものです。寺での生活や問題が伝わる部分もあるかと思います。

安泰寺に参禅するにあたって必要なこと

安泰寺に来る前に必ず連絡をし、許可を得てください。許可が降りた後、参禅の2~3日前に確認の故ご連絡を下さい。
お申し込みの際は必ず本人が申し込むこと。自分の意思で来ない方は受け入れておりません。
注意事項:
安泰寺は禅寺であり、民宿ではありませんし、療養所でもありません。
摂心の期間は朝から晩まで休み無く坐禅をし、摂心以外の時は朝晩の坐禅、日中の作務(自給自足の為の肉体労働・重労働)、長期・短期参禅にかかわらず全て雲水と同じ修行生活です。御客様扱い・特別扱いは致しません。尚、参禅期間中の怪我・事故などは、一切責任を持ちませんのでご了承下さい。