普通の修行道場では、朝ごはんがお粥です。そのため、禅寺では朝ごはんを「粥座(しゅくざ)」と呼んでいます。しかし安泰寺では、作務が重労働なので朝から玄米ご飯に味噌汁とおかず二品が出ます。
動画では、「五観の偈(ごかんのげ)」につづいて、「出生の偈」、「三口食の偈」と「供養の偈」を唱えています。

一つには、功の多少を計り、彼の来處を量る。
二つには、己が徳行の全缺と忖って供に応ず。
三つには、心を防ぎ過を離るることは貪等を宗とす。
四つには、正に良薬を事とするは形枯を療ぜんがためなり。
五つには、成道の為の故に今この食を受く。

汝等鬼神衆(じてんきじんしゅう)
我今施汝供(ごきんすじきゅう)
此食遍十方(すじへんじほう)
一切鬼神供(いしきじんきゅう)

上分三宝(じょうぶんさんぼう) 
中分四恩(ちゅうぶんしおん) 
下及六道(げきゅうろくどう)
皆同供養(かいどうくよう) 

一口為断一切悪(いっくいだんいっさいあく)
二口為修一切善(にくいしゅういっさいぜん) 
三口為度諸衆生(さんくいどしょしゅじょう) 
皆供成佛道(かいぐじょうぶつどう) 

安泰寺WIKI食事作法を参照。