日本語は48:15分からです。

典座教訓の全文はこちら: antaiji.org/archives/jap/ten.shtml

今日のテキストの原文は:
所謂老心とは、父母の心なり。譬へば父母の一子を念ふが若(ごと)し。三寶を存念すること、一子を念ふが如くせよ。
 貧者窮者(ぐうしゃ)、強(弓+(口+虫))(ち)ながちに一子を愛育す。其の志如何ん。外人識らず。父と作り母と作て方(まさ)に之を識る。
 自身の貧富を顧みず。偏(ひとえ)に吾子の長大ならんことを念ふ。
 自の寒きを顧みず、自の熱きを顧みず、子を蔭(おほ)ひ子を覆(おほ)ふ。
 以て親切切切の至りと爲す。
 其の心を發(おこ)す人、能く之を識る。其の心に慣ふ人、方に之を覺る者なり。
 然あれば乃ち水を看穀を看るに、皆な子を養ふの慈懇を存すべき者か。
 大師釋尊猶ほ二千年の佛壽を分て、末世の吾れ等を蔭ひたまふ。其の意如何ん。唯だ父母の心を垂るるのみ。
 如來は全く果を求むべからず。亦た富を求むべからず。

ネットでも、典座教訓の英訳がご覧になれます。奥村正博老師とは別バージョンです:
Instructions for the Cook (Stanford translation)
INSTRUCTIONS FOR THE TENZO (translated by Anzan Hoshin & Yasuda Joshu)