流転海07

安泰寺文集・平成19年度


航   (神奈川県・28才・学生)


 悪魔がイエスではなく安泰寺にやってきたら・・・

パンの誘惑by悪魔 「神の子なら、これらの石がパンになるように命じたらどうだ。」
J.C. 氏 「人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる。」
N.M. 氏 「作務。只管打坐。」

奇跡の誘惑by悪魔 「神の子なら、飛び降りたらどうだ。『神があなたのために天使たちに命じると、あなたの足が意思に打ち当たることのないように、天使たちは手であなたを支える』と書いてある。」
J.C. 氏 「あなたの神である主を試してはならない。」
N.M. 氏 「修証一如。」

権威の誘惑by悪魔 「もし、ひれ伏してわたしを拝むなら、これ(世界)をみんな与えよう。」
J.C. 氏 「退け、サタン。『あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ』と書いてある。」
N.M. 氏 「動くな〜!!」

 「パン」、「奇跡」、「権威」のいらない究極の「信仰」を説くJ.C. 氏。イエス・ノー(i.e.有無)を言わさぬ安泰寺の「カタチ」。そして、大審問官の問いへの答えはこの脚の痛み・・・?

 ありがとうございました。


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