原文:
一 大小の事、かならず堂主にふれて、をこなふべし。堂主にふれずして、ことををこなはんひとは、堂をいだすべし。賓主の禮みだれば、正偏あきらめがたし。
一 堂のうちならびにその近邊にて、こゑをたかくし、かしらをつどえて、ものいふべからず。堂主これを制すべし。
一 堂のうちにて行道すべからず。
一 堂のうちにて珠數もつべからず。手をたれて、いでいり、すべからず。
一 堂のうちにて、念誦看經すべからず。檀那の一會の看經をせんはゆるす。