9日に台風が通りすぎる予報があるので、今日は二枚目の田んぼの稲刈りをしています。「やまほうし」という、やや珍しい品種です。病気に強く、倒れにくいというのが長点ですが、その分ミノリもそれほど多くありません。バインダーをアメリカの通完さんとドイツのトビくんが動かしています。
昨日、メンテナンスをしてきた甲斐があって機会は調子よく動いていますが、安泰寺の田んぼはぬかるんでいるところが多くて、バインダーはしばしばはまりいます。本来なら勝手に前へ進む「彼」を、二人の外国のお兄ちゃんがおんぶ抱っこしている状態です。
田んぼの奥には「底なし沼」のような場所があって、そこに機械をはめてしまった人は二度とこの世に戻れないと言われています。ですので、危なそうなところは今日も手刈りをしています。刈るだけなら手作業でもあっという間に終わってしまいますが、慣れない手つきで束ねることが大変な仕事です。今日も、数本のわらで一掴みの稲を束にし、ハザにかける作業が一番手間取って、作務は長引きそうです。