Monthly Archives: September 2013

脱穀二日目、2013年9月24日

安泰寺の農法は手作業が多いですが、脱穀は機械に頼っています。問題は、力のある若い修行者が何人いても、肝心な機械が故障してしまえば、作務の流れが全部止まってしまうことです。
昨日使っていた脱穀機は10年ほど前、浜坂のクボタから譲っていただいたものですが、どうやらエンジンの調子が悪く、束を通せなくなりました。そこで急遽、ベルトの切れていた別のコンバインを直し、代わりに使えるようになりました。こちらの機械も、5年ほど前に1万円台でヤフーオークションで落としたものなので、信頼度は決して高くありません。

機械がようやく動くようになりました。このままで故障しないことを祈っています。

初秋の作務、2013年9月23日

今日からいよいよ稲の脱穀を始めています。恵光さんとエリーさん(オーストラリア人女性)がハザにかけてある束を機械で脱穀しています。あすも続く見通しです。

畑では、ゆうだいくんとひるかわくんがさつまいもを掘り起こしています。冬のあいだは穴蔵で保管して、来年の初夏まで食べつなぐ予定です。

5月にハーブガーデンに植えた12個のいちごは、たくさんのランナーを付けて増えました。メキシコの二世ひろみさんとドイツ生まれのシュテッフィーさんは100個以上の苗を、鶏小屋の近くの畑に植え付けました。

今日の力仕事は、石垣積みです。安泰寺で修行3年目にはいった愚聖さん、入門したばかりのたけおくん、アメリカ人で二年目の通完さん、そしてドイツのダニエルさんが頑張っています。

本堂裏の庭で仕事をしているはずの正光さん(ドイツ人)。カメラを片手に、何をしているのでしょう。逆に、こちらを狙っているではありませんか。

今日の台所の当番は、シンガポール出身の時水さんです。昼ごはんには、かぼちゃの天ぷらを出すようです。

メルボルンの聖観さん、2013年9月22日

彼は今からちょうど9年前に、安泰寺で出家得度した、私の一番最初の弟子です。今日は一晩だけ、泊まっています。
安泰寺からオーストラリアに帰って、今は坐禅道場を開きながら、「禅ホスピス」(ターミナルケア)もやっています。
英語で、自己紹介してもらいましょう。

もともとチェコ出身の彼は東洋医学と、工学と、二つも博士号を持つ異質な人物です。

Melbourne Zen Hospice
「メルボルン禅ホスピス」のホームページです。

Melbourne Zen Centre
禅道場の公式サイトです。

Facebook: Melbourne Zen Centre
フェースブックで繋げられます。

ユーチューブにも幾つか面白い動画を公開してます:



粥座、2013年9月22日

普通の修行道場では、朝ごはんがお粥です。そのため、禅寺では朝ごはんを「粥座(しゅくざ)」と呼んでいます。しかし安泰寺では、作務が重労働なので朝から玄米ご飯に味噌汁とおかず二品が出ます。
動画では、「五観の偈(ごかんのげ)」につづいて、「出生の偈」、「三口食の偈」と「供養の偈」を唱えています。

一つには、功の多少を計り、彼の来處を量る。
二つには、己が徳行の全缺と忖って供に応ず。
三つには、心を防ぎ過を離るることは貪等を宗とす。
四つには、正に良薬を事とするは形枯を療ぜんがためなり。
五つには、成道の為の故に今この食を受く。

汝等鬼神衆(じてんきじんしゅう)
我今施汝供(ごきんすじきゅう)
此食遍十方(すじへんじほう)
一切鬼神供(いしきじんきゅう)

上分三宝(じょうぶんさんぼう) 
中分四恩(ちゅうぶんしおん) 
下及六道(げきゅうろくどう)
皆同供養(かいどうくよう) 

一口為断一切悪(いっくいだんいっさいあく)
二口為修一切善(にくいしゅういっさいぜん) 
三口為度諸衆生(さんくいどしょしゅじょう) 
皆供成佛道(かいぐじょうぶつどう) 

安泰寺WIKI食事作法を参照。

安泰寺の休日、2013年9月21日

帰山、2013年9月21日

ビデオの最初に、発情期の鹿の声が聞こえています。

オーストリア出身の神主フロリアン・ウィルチコさんに会う、2013年9月20日

ラッシュ時の品川

動物園の猿をみているより、飼いっぱなしの人間を見ている方がおもしろい (沢木興道)

渋谷の金王八幡宮に、オーストリア人の神主フロリアン・ウィルチコさんに会いに行きます。

渋谷でも稲刈りは無事に終わったようです。

帰りの飛行機から、安泰寺が見れました:

鳥取空港の駐車場。無料で車をおいておけます。一週間以上の駐車の場合、管理所に一言をかけること。

稲刈りとパネルディスカッション、2013年9月19日

今日もいい天気です。残りのコシヒカリをできるだけ今日中に収穫したいので、日が昇る前から全員で田んぼで集まfり、稲刈りの続きをしています。

この日には東京でスマナサーラ長老とケネス田中先生とのパネルディスカッションの予定がったので、私は下山ンの予定のあったオーストラリ人のアンテを鳥取駅でおろしてから、空港から羽田に向かいました。

品川につきました。安泰寺とは違う騒々しさです。

ホテルでプチ坐禅。パネルディスカッションが始まる前、部屋で一人で坐ってみました。

パネルディスカッションは18時から2時間行われました。近日中、https://www.youtube.com/user/BukkyoDendoKyokaiのチャネルで公開される予定です。

廊下掃除、2013年9月18日

朝ごはんが終わって、作務が始まる前に安泰寺で毎日行われている廊下掃除です。

今日は、日本人の参禅者が安泰寺のOBのお寺の稲刈りを手伝うため、安泰寺の稲刈りは一旦休み、あす続けます。
三枚の内、コシヒカリが植わっている南田が収穫できる状態です。昨日は、約二割しかかれませんでしたが、あす全員で刈る予定です。
今日の作務は、ハーブガーデン、畑と石垣グループに分かれています。

上のビデオで掃除中の正光さんのグーグルアカウントで、たくさんの安泰寺の画像が見れます:

https://plus.google.com/u/2/116218708782376154359/posts

午前中はラジオ関西の「玉岡かおるの巡拝の旅」の取材を受けました。10月12日と19日(土)の朝7時~7時15分に放送される予定です(558Khz)。
なぜか、宝蔵菩薩のわけのわからない話になってしまいました・・・
取材の様子、近日中にインタービュアのブログで公開されるかもしれません:

https://www.facebook.com/TamaokaKaoru

晴耕雨坐、2013年9月17日

台風一過、安泰寺は久しぶりにいいお天気です。

ところが、南田の稲は再び倒れました。そこで朝から稲刈りをすることになりました。

田んぼはまだぬかるんでいるため、あぜにブルーシートを敷いて、手刈した稲を束ねています。束はハザにかけられます。

一方、畑では本堂裏の畑をトラクターで耕耘をしました。

第二倉庫の裏の畑の方でも、せかっくの晴天を利用して、白菜を新しく建てた畝(うね)に植え付けています。「晴耕雨読」ならぬ、「晴耕雨坐」の安泰寺です。

禅ガーデンでも、作務ははかどっています。ドイツの正光さんに指示されながら、ユンボで蓮を植え付けるための穴を掘っています。