安泰寺森林整備グループは浜坂の役場へ、2013年10月11日
今月から始動する予定の「住民参加型里山林整備企画」の申請の打ち合わせのため、浜坂にある新温泉町の役場に行ってきました。私有地では放参を利用して、街に買い物に出かけた者や、学校から帰ってきた子供ら計10人が安泰寺のハコバンに乗り込んでしまいました。大幅な乗車人数オーバーですみませんでした。
今月から始動する予定の「住民参加型里山林整備企画」の申請の打ち合わせのため、浜坂にある新温泉町の役場に行ってきました。私有地では放参を利用して、街に買い物に出かけた者や、学校から帰ってきた子供ら計10人が安泰寺のハコバンに乗り込んでしまいました。大幅な乗車人数オーバーですみませんでした。
放参の日には坐禅がありませんが、本堂は丁寧に掃除をします。今日は朝から雨が降っていたので、布団干しはできませんでした。
今日は一日摂心でした。それ自体は何も「すごい」ことではありませんが、このあいだ東京にある仏教伝道協会で行われた「ここがすごいよ、日本人の仏教観」のパネルディスカッションの動画はアップロードされました:
夜は風はびゅうびゅう吹いたもの、雨は降っていなくて助かりました。ハザも倒れたわけではありません。
今月は如常の朝、一炷(いっちゅう)目の坐禅の代わりにトビくんからヨガ・レッスンを受けることになりました。一時間体を動かして、心も覚めたからの坐禅はいいものです。
9日に台風が通りすぎる予報があるので、今日は二枚目の田んぼの稲刈りをしています。「やまほうし」という、やや珍しい品種です。病気に強く、倒れにくいというのが長点ですが、その分ミノリもそれほど多くありません。バインダーをアメリカの通完さんとドイツのトビくんが動かしています。
昨日、メンテナンスをしてきた甲斐があって機会は調子よく動いていますが、安泰寺の田んぼはぬかるんでいるところが多くて、バインダーはしばしばはまりいます。本来なら勝手に前へ進む「彼」を、二人の外国のお兄ちゃんがおんぶ抱っこしている状態です。
田んぼの奥には「底なし沼」のような場所があって、そこに機械をはめてしまった人は二度とこの世に戻れないと言われています。ですので、危なそうなところは今日も手刈りをしています。刈るだけなら手作業でもあっという間に終わってしまいますが、慣れない手つきで束ねることが大変な仕事です。今日も、数本のわらで一掴みの稲を束にし、ハザにかける作業が一番手間取って、作務は長引きそうです。
10月にして珍しく暑い一日です。南田では側溝を掘り下げ、あぜ直しも行っています。側溝から出た石を通完さんがブルドーザーで新しい石垣のところへ運んでいます。
残っている北田と新田の稲刈りに向けて、トビくんと恵光さんはバインダーの点検と整備をしています。9日には台風が通過する予報なので、あすはこの機会で新田の稲刈りをしようという話になりました。
畑では、メキシコの二世博恵さんが大根や白菜にぽつんトイレのタンクから組み上げた人糞を撒いています。匂いはもう平気だそうです。
安泰寺の境内の山奥には、一軒の神社があります。昔から、浜坂にある日蓮宗のご寺院さんが管理しています。ボロボロだった建物は今年の6月から解体され、夏のあいだに立て直されることになりました。
この日には、昔の地域に住んでいた方々が京阪神方面など、ご遠方からお見えになって、「竜王堂」の開眼法要に参加しました。そう、この物件は「神社」でもあり、仏教の「お堂」でもあるようです。日蓮宗のお坊さん4名について、私も「なむみょうほうれんげきょう」を唱えながら、御神体神輿行列に参列ました。その「御神体」とはなんと、日蓮上人のことでした。
お堂の中には、神棚もあり、丸いかがみや祓い串もおいてあれば、日蓮上人の像やお題目の彫ってある石もあります。かつてあった神道と仏教の混合状態がそのまま、このお堂の中で残っています。
法要の最中にはご承認様が燧石(ひうちいし)が打ちお堂の中には火花が飛んだり、4人が一斉に狂ったようにカスタネット(?)を鳴らしたりして、曹洞宗の法要と比べれば非常に迫力のあるパフォーマンスでした。終わったあと、ご上人様は挨拶しました:「今日、このお堂に八大竜王を全部インプットしました」
実は今回の摂心中に坐禅を抜けて、二回目も講演に出かけました。3日に米子で行われた講演にベルリンで坐禅道場を開いている星覚さんが駆けつけてくれました:
ベルリンの坊さん、山陰の坊さん
そして10月の5日摂心の最終日の夕方には、安泰寺の本堂で慈念さん、擁真さんと博恵さんの在家得度式が行われました。敷の前にはまず皆でを般若心経を読みました。
愚聖さんに導いてもらいながら、三人は受戒をしました。
仏弟子の証として、絡子(らくす・お袈裟のミニ版)を身につけます。
写真はこちら:https://plus.google.com/u/0/photos/116218708782376154359/albums/5931525019102112113。
式のあとに、外食堂で三人の新しい菩薩の誕生を祝いました。いきなり不如法です。予定していたキャンプファイヤは雨天のため延期になりました。
今日は10月の5日摂心前の放参日です。朝は次男「泉」(一歳半)と庫裏をぶらっと歩きまわり、誰もいない本堂にも入りました。泉は坐禅の合図を送るために使われている小鐘に興味を惹かれたらしくて、直堂の真似事をしています。
直堂の「練習」が終わって、本堂の回廊を回っていたら今日も正光さんと時水さんが休日返上で庭の手入れの精を出していました。
本堂の北側にある新しい庭をデザインしているのは、ドイツ人の正光さん。庭木の植え方について、ドイツ語で力説をしています。